投資初心者でも始めやすく、国内最大級のネット証券である「楽天証券」。

本稿では、楽天証券の始め方、口座開設のやり方、SBI証券との比較について詳しく解説します。

楽天証券とは?

楽天証券

楽天証券は、楽天グループの一員として1999年にサービスを開始した日本初のインターネット専業証券会社です。

楽天証券は、個人投資家向けに多様な金融商品やサービスを提供しており、特に楽天ポイントを利用した投資が特徴です。

投資信託なら最小で100ポイント(100円)から購入でき、現金との組み合わせも可能です。

国内株式の手数料が無料で、米国ETFの買付手数料も一部無料です。

幅広いテーマのセミナーを随時開催しており、初心者向けの動画セミナーやマーケット情報も提供しています。

「iSPEED」や「マーケットスピード」などの取引アプリやツールを無料で利用できます。

楽天証券

メリット

  • 国内株式の売買手数料が0円
  • 株式、投資信託、ETF、債券、FXなど多様な金融商品
  • 取引アプリやPCツールが無料
  • 投資情報メディアやセミナーなどが豊富
  • 楽天ポイントで購入でき、指定の取引で楽天ポイントが貯まる
  • 楽天カードや楽天キャッシュでの積立が可能
  • 電話・オペレーターチャット・AIチャットのサポートがある

デメリット

  • 楽天ポイントの通常ポイントのみ利用でき、期間限定ポイントは使えない
  • 外国株式やIPOの取扱銘柄数が他社と比べて少ない
  • ネット限定のため、対面での相談ができない
  • 電話での問い合わせが繋がりにくいという声がある

楽天証券で始めるべき投資

初心者向けの楽天証券で始めるべき投資には、以下のようなものがあります。

これらの投資方法は、楽天証券の特徴である低コストや楽天ポイントの活用、充実した初心者向けサポートを活かせます。

投資信託

投資信託は、投資家から集めた資金を一つにまとめ、運用の専門家が株式や債券などに分散投資して運用します。

運用成果は投資額に応じて分配される仕組みになっています。

メリット

  • 少額から始められる
  • 投資の専門家が運用してくれる
  • 複数の銘柄に分散投資できるため、リスクを軽減できる
  • 長期投資に適している

デメリット

  • 元本保証がない
  • 運用管理費用(信託報酬)など手数料がかかる
  • 税金がかかる(NISA口座の場合は上限額まで非課税)
  • 商品選択が難しい場合がある

楽天証券では、楽天ポイントを使って投資信託ができる「ポイント投資」サービスがあります。

100円(100ポイント)から始められるため、少額から投資を始めたい人に適しています。

ETF(上場投資信託)

ETF(上場投資信託)とは、証券取引所に上場している投資信託の一種で、特定の指数に連動するように運用される金融商品です。

ETFは「Exchange Traded Fund」の略で、株式と同様に取引所で売買されます

メリット

  • 一般的な投資信託に比べて信託報酬が低い
  • 少額から分散投資が可能
  • 株式と同様に市場価格でリアルタイムに売買が可能
  • 市場価格が常に公開されているため、値動きがわかりやすい
  • 海外ETFの場合、為替リスクがある

デメリット

  • 一部のETFでは自動積立投資ができない場合がある
  • 市場価格が基準価額と乖離することがあり、指数との連動性が欠ける場合がある
  • 銘柄によっては流動性が低く、売買が難しい場合がある

ETFは、投資信託の一種でありながら、株式のように取引所で売買できるため、投資初心者から上級者まで幅広く利用されています。

楽天証券では、NISA成長投資枠を利用すると海外ETFの取引手数料が無料、一部の米国ETFの買付手数料が無料となっています。

また、楽天投信投資顧問が運用する投資信託「楽天ETF」は少額・低コストで運用できます。

楽天証券とSBI証券の比較

項目 楽天証券 SBI証券
口座開設数 1,100万
(2024年6月時点)
1,200万
(2024年2月時点)
NISA口座開設
iDeCo口座開設
クレカ投資
対応ポイント 楽天ポイント Vポイント
Ponta
dポイント
PayPayポイント
JALマイル
ポイント還元 最大1% 最大5%
ポイント投資

ここでは、口座開設数が国内トップ2の楽天証券とSBI証券について、いくつかの項目で比較します。

口座開設数は、楽天証券が1,100万、SBI証券が1,200万とSBI証券のほうが多いです。

どちらも新NISAの口座開設に対応しています。

取引などで還元されるポイントサービスは、楽天証券が楽天ポイント、SBI証券がVポイントを含む5つのサービスに対応しています。

普段から楽天のサービスをご利用の方は、楽天証券の指定の取引でさらにポイントを獲得し、利用することができます。

一方、SBI証券では5つのポイントサービスで還元を受けられるため、普段から利用しているポイントを貯めたり使ったりすることができます。

>> SPU(スーパーポイントアッププログラム) |楽天証券のポイント投資でポイント最大+1倍

取扱商品数

投資商品 楽天証券 SBI証券
国内株式 東京証券取引所
名古屋証券取引所
札幌証券取引所
東京証券取引所
名古屋証券取引所
福岡証券取引所
外国株式 6カ国:
米国
中国
シンガポール
インドネシア
タイ
マレーシア
9カ国:
米国
中国
韓国
シンガポール
インドネシア
タイ
マレーシア
ベトナム
ロシア
米国株式 4,722銘柄 5,400銘柄以上
IPO 61件 117件
投資信託 2,569件 2,572件
FX 28通貨ペア 34通貨ペア

※2024年6月時点

両社とも豊富な商品ラインナップを揃えていますが、細かな違いがあります。

国内株式は、楽天証券が東証と名証に対し、SBI証券ではさらに札証・福証と多く取り扱っています。

外国株式はSBI証券の方が、韓国やベトナムなど3カ国多く取り扱っており、多くの国の株式を購入することができます。

米国株式とIPOの取扱銘柄数についても、SBI証券の方が多く、より多くの銘柄から選択可能です。

投資信託とFXについては同程度ですが、SBI証券の方がやや多く取り扱っています。

そのため、多くの投資商品の中から選びたいという場合は、SBI証券のほうが良いでしょう。

一方で、投資商品を選ぶのが苦手な方は、楽天証券のほうが良いかもしれません。

取引手数料

投資商品 楽天証券 SBI証券
国内株式
(現物・信用)
無料 無料
米国株式
(現物・信用)
約定金額の0.495%
0~22米ドル
約定金額の0.495%
0~22米ドル
投資信託 買付:無料(※1)
売却:無料(※2)
信託報酬:商品で異なる
買付:無料(※1)
売却:無料(※2)
信託報酬:商品で異なる
単元未満株
(ミニ株)
売買:無料
スプレッド:0.22%
売買:無料
スプレッド:なし

※1:多くの商品は無料ですが、一部の商品で手数料がかかる場合があります。
※2:売却手数料は無料ですが、信託財産留保額がかかる場合があります。

国内株式・米国株式・投資信託の手数料は、両社ともに業界最安水準で、大きな差はありません。

ただし、楽天証券で単元未満株を購入する際は、スプレッドが0.22%のため、若干手数料がかかります。

仮に1万円分の株を買付する際には、スプレッドとして22円が上乗せされ、合計で10,022円が必要となります。

スプレッドとは、金融取引において、売値と買値の差額のことを指します。

証券会社のシステム運営費や、人件費などを理由にスプレッドが設定されています。

例えば、為替取引で米ドル/円の場合、売値が1ドル130円、買値が1ドル130.03円だった場合、0.03円の差額がスプレッドになります。

新NISA(新少額投資非課税制度)

新NISAとは、2024年1月から開始された新しい非課税投資制度です。

日本国内に住んでいる18歳以上の成人が利用可能で、いつでも始めることができます。

口座は1人1口座のみ開設可能で、1年に1回だけNISA口座を他社の証券会社へ移管できます。

新NISAには、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの投資枠があります。

  • つみたて投資枠:一定の条件を満たした投資信託が対象で、年間120万円まで
  • 成長投資枠:国内株式・投資信託を含む幅広い商品が対象で、年間240万円まで

非課税期間が無期限化され、生涯非課税限度額が1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)となっています。

>> NISA特設ウェブサイト|金融庁

楽天証券で総合口座を開設した場合、別途NISA口座のお申し込みが必要です。

つみたて投資枠

項目 楽天証券 SBI証券
取扱銘柄数 223本 230本
最低投資金額 100円〜 100円〜
クレカ積立
ポイント投資

NISAのつみたて投資枠については、楽天証券・SBI証券ともに取扱銘柄数・最低投資金額に大きな差はありません。

両社とも、新NISAつみたて投資枠でのクレカ積立・ポイント投資をすることができ、取引手数料は無料となっています。

成長投資枠

投資商品 楽天証券 SBI証券
投資信託
国内株式
米国株式
IPO
単元未満株
(ミニ株)

新NISAの成長投資枠は、楽天証券・SBI証券ともに投資信託・国内株式・米国株式・IPO・単元未満株が対象となっています。

両社とも、新NISA成長投資枠での取引手数料は無料となっています。

iDeCo(個人型確定拠出年金)

項目 楽天証券 SBI証券
取扱本数 36 87
国内株式の
最低信託報酬
0.154% 0.132%以内
米国株式の
最低信託報酬
0.077% 0.05775%以内
口座管理手数料 無料 無料

iDeCoとは、確定拠出年金法に基づいた制度で、掛金を自分で拠出し、運用商品を選んで資産を形成します。

運用結果に基づいて、60歳以降に年金または一時金として受け取ることができます。

iDeCoの掛金は所得控除の対象で、運用益も非課税です。

受取時には「公的年金等控除」や「退職所得控除」が適用されます。

60歳まで受け取れませんが、効率的に資産を増やすことができ、老後の資金準備に適しています。

>> iDeCo公式サイト

楽天証券で総合口座を開設した後、別途iDeCo口座のお申し込みが必要です。

iDeCoの取扱商品数は、楽天証券よりSBI証券の方が多く、特に米国株式の取扱商品数に差があります。

国内株式、米国株式ともに、SBI証券の方が若干低コストな商品を取り扱っています。

口座管理手数料は両社とも無料です。

こちらも同様に多くの商品から選びたい場合はSBI証券、選ぶのが苦手な方は楽天証券の方が良いでしょう。

クレカ積立

項目 楽天証券 SBI証券
NISA口座
対象クレカ 各種楽天カード 各種三井住友カード
(一部クレカを除く)
対象クレカの
年会費
0〜11,000円(税込) 0〜55,000円(税込)
対象ポイント 楽天ポイント Vポイント
ポイント還元 0.5〜1.0% 0.5〜5.0%
積立上限額 10万円/月 10万円/月
電子マネー積立 楽天キャッシュ
0.5%還元・上限5万円

クレカ積立とは、投資信託の積立投資の決済にクレジットカードを利用する投資方法です。

クレジットカードで投資しながらポイントも貯めることができ、両社ともNISA口座でのクレカ積立に対応しています。

利用できるクレジットカードは、楽天証券は各種楽天カード、SBI証券は各種三井住友カードとなっており、種類によってポイント還元率が違う場合があります。

また、年会費がかかるクレジットカードもありますので、コストに注意が必要です。

ポイント還元率は、楽天証券が楽天ポイント最大1.0%に対して、SBI証券がVポイント最大5.0%と高還元率となっています。

両社とも積立上限額が10万円/月となっていますが、楽天証券は電子マネーの楽天キャッシュでも積立ができます。

楽天キャッシュでの積立上限額は5万円/月、ポイント還元率が0.5%となっています。

楽天カードと楽天キャッシュを組み合わせると積立上限額が最大15万円/月となります。

なお、楽天キャッシュは楽天ペイアプリからチャージすることができます。

また、楽天アフィリエイトや楽天ROOMでは、ブログやSNSで商品を紹介して売れると楽天キャッシュが支払われます。

ポイント投資

項目 楽天証券 SBI証券
NISA口座
対象ポイント 楽天ポイント Vポイント
Ponta
国内株式
米国株式
投資信託
投信積立
バイナリーオプション

ポイント投資とは、クレジットカードや各種サービスで貯めたポイントを使って金融商品に投資する方法です。

楽天証券は楽天ポイントのみ、SBI証券はVポイントとPontaポイントの2種類に対応しています。

両社ともNISA口座でのポイント投資に対応しており、国内株式・投資信託・投信積立に投資できます。

楽天証券のみ、さらに米国株式やバイナリーオプションにポイント投資をすることができます。

バイナリーオプションとは、金融商品が、設定された時間内に指定された価格を上回るか下回るかを予測する取引方法です。

楽天証券の方がポイント投資できる株や取引方法が多く、楽天ポイントを貯めている方に向いています。

SBI証券は、日常的にVポイントとPontaを貯めている方に向いていると言えるでしょう。

楽天ポイントは、様々な楽天サービスの利用で貯めることができます。

アプリ・ツール

アプリの種類 楽天証券 SBI証券
国内株式 iSPEED 株アプリ
米国株式 米国株アプリ
投資信託 かんたん積立アプリ
FX iSPEED FX FXアプリ
先物・オプション iSPEED 先物OP 先物・オプションアプリ
CFD 取引所CFDアプリ
総合取引ツール
(PCのみ)
マーケットスピード
(Windows・Mac)
マーケットスピードII
(Windowsのみ)
HYPER SBI 2
(Windows・Mac)

※楽天証券のアプリは全てiPhone・Android・Amazonに対応
※SBI証券のアプリは全てiPhone・Androidに対応

楽天証券では、「iSPEED」という国内と米国の株式、FX、先物・オプションの各アプリが提供されています。

アプリの対応OSはiPhoneとAndroidだけでなく、Amazonアプリも提供されています。

そのため、FireタブレットやFire TVなど、Amazonアプリ対応の端末で利用することができます。

Amazonアプリ対応端末で利用したい場合は、楽天証券が良いといえます。

楽天証券の総合取引ツール「マーケットスピード」はWindowsとMacのPCで利用できます。

後継バージョンの「マーケットスピードⅡ」は機能が強化されていますが、Windowsでしか利用できません。

SBI証券では、国内株式、米国株式、FX、先物・オプションだけでなく、さらに投資信託とCFDの専用アプリも提供されています。

特定の種類の投資商品をアプリで取引したい場合は、SBI証券の方が良いかもしれません。

SBI証券の総合取引ツール「HYPER SBI 2」は、WindowsとMacで利用できます。

楽天証券の始め方

楽天証券で投資を始めるには、以下の手順で口座開設を行う必要があります。

必要な書類や情報

楽天証券の口座開設を行う際に準備するものは以下の通りです。

  • 本人確認書類:マイナンバーカード 、運転免許証、住民票の写しのいずれか一つ
  • マイナンバー:マイナンバーカード、通知カード、個人番号記載の住民票の写しで確認
  • メールアドレス:口座開設の申し込み時に使用
  • パスワード:ログイン用のパスワードを設定
  • 暗証番号:取引を開始する際に必要な暗証番号を設定

証券口座を開設するにあたって、マイナンバーは必須となりますので、事前に確認が必要です。

>> マイナンバーが分かりません。|マイナンバーカード総合サイト

これらを準備した上で口座開設に進みます。

口座開設のやり方

楽天証券で口座開設をするには、公式サイト内にある「口座開設」を押します。

その後、「楽天会員でない方」、「楽天会員の方」の当てはまる方を押します。

楽天証券は楽天会員にならなくてもメールアドレスを登録すれば、口座開設が可能です。

楽天証券の口座開設のやり方1
楽天証券の口座開設のやり方2

本人確認書類の提出

次に本人確認書類を提出します。

楽天証券の口座開設時に提出できる本人確認書類は、以下のとおりです。

  • マイナンバーカード
  • 運転免許証
  • 住民票の写し
  • 印鑑登録証明書
  • 各種健康保険証 
  • パスポート
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書
  • 住民基本台帳カード

※全て有効期限内の書類のみ提出可

楽天証券で本人確認をするには、以下の2つがあります。

  1. スマホで本人確認(おすすめ)
  2. 書類アップロードで本人確認

楽天証券では、「スマホで本人確認」をおすすめしています。

スマホで本人確認

スマホで本人確認は、その場で本人確認書類と顔写真を撮影する方法です。

  1. 画面の指示に従ってQRコードを表示させる
  2. スマホでQRコードを読み取る
  3. 本人確認書類の表面を撮影(書類によっては裏面も撮影)
  4. スマホで顔写真を撮影

楽天証券の本人確認1

出所:楽天証券

書類アップロードで本人確認(スマホまたはPC)

本人確認書類は、スマホから直接撮影だけでなく、事前に撮影してアップロードすることもできます。

スマホで撮影しての本人確認がうまくできなった場合などは、こちらの方法を選択できます。

  1. 本人確認書類を撮影してスマホやPCに保存
  2. ファイルを選択するか、ドラッグ&ドロップしてアップロード

楽天証券の本人確認2

出所:楽天証券

撮影またはアップロードした画像を確認し、問題がなければ送信します。

その後、お名前や住所などのお客様情報を入力し、本人確認書類の審査を待ちます。

スマホで本人確認の場合は最短で翌営業日、書類アップロードの場合は約5営業日かかります。

ログインと初期設定

本人確認の終了後、楽天証券のログインIDはメールか郵送で届きます。

楽天証券のログイン情報

公式サイトにアクセスし、右上の「ログイン」を押します。

上部の「総合トップ(総合口座)」を選択し、メールや郵便物に記載されているログインIDと初回ログインパスワードでログインします。

楽天証券の「総合口座」とは、さまざまな金融商品を取引するための基本的な口座です。

その他、楽天FXやバイナリーオプションなどの口座開設をしている場合も同様にログインできます。

楽天証券のログイン方法1

口座開設後、以下の初期設定が必要です。

  • パスワード/暗証番号設定
  • 投資に関するご質問
  • 勤務先登録
  • 国籍登録
  • マイナンバー登録

マイナンバーは、マイナンバーカードの裏面の撮影だけでなく、住民票や通知カードでも登録できます。

初期設定が終わると、ログインが完了します。

楽天証券のログイン方法2

その後、「取扱説明書等に関する重要なお知らせ」を確認する必要があります。

こちらを進めないと一部の取引が制限されますので、確認した上で同意と完了を押してください。

楽天証券のログイン方法3

マネーブリッジ(楽天銀行連携)

楽天証券のマネーブリッジとは、楽天銀行と楽天証券の口座を連携させるサービスで、以下のような特徴があります

  • 口座連携:楽天銀行と楽天証券の口座を連携させ、資金の移動を効率化
  • 自動入出金(スイープ):注文時に楽天銀行の残高から不足資金を自動的に入金し、証券口座の資金を毎営業日夜間に楽天銀行へ自動的に出金
  • らくらく入出金:ワンクリックで楽天銀行と楽天証券間の資金移動ができる
  • 手数料無料:入出金時の手数料が無料
  • 優遇金利:楽天銀行の預金に対して年0.10%の優遇金利が適用
  • 残高表示サービス:両口座の残高を一括で確認できる
  • 投資あんしんサービス:証券口座に不足金が発生した場合、楽天銀行口座から振替
  • 積立対応:投資信託、国内株式、米国株式、金・プラチナの積立に対応

このように、マネーブリッジは資産管理の効率化、投資のしやすさ、ポイント獲得などの面でメリットがあります。

マネーブリッジの申し込みは無料で、楽天証券と楽天銀行の両方の口座が必要となります。

マネーブリッジに申し込むには、楽天証券公式サイトの左上の3本線を押し、メニュー内にある「マネーブリッジ(銀行連携)」を押します。

その後、楽天銀行口座をお持ちでない方は「楽天銀行の口座開設」、どちらの口座もお持ちの方は「マネーブリッジ申込」を押します。

楽天証券のマネーブリッジ1
楽天証券のマネーブリッジ2

それぞれの画面の手順に従い、楽天銀行にログインして必要事項を入力すると、マネーブリッジの受付が完了します。

マネーブリッジを平日に申し込んだ場合は当日中、土日祝に申し込んだ場合は翌営業日以降に連携されます。

楽天証券のマネーブリッジ3

積立かんたんシミュレーション

楽天証券のつみたて簡単シミュレーションとは、長期的な積立投資の結果をシミュレートできるツールです。

このシミュレーターは毎月の積立金額や投資期間、想定リターンなどを入力することで、将来の資産額を簡単に試算できます。

楽天証券の積立かんたんシミュレーション

同じ期間、同じリターンでも、毎月の積立金額によって将来の結果が大きく変わることを視覚的に確認できます。

「老後に2,000万円必要」といった将来の目標に対して、必要な積立金額を逆算することも可能です。

現在の積立で将来いくら貯まるのかを確認することで、投資計画の見直しや調整に役立ちます。

ただし、シミュレーション結果は想定に基づくものであり、実際の投資結果を保証するものではありませんので注意が必要です。

入金方法

ここでは、楽天証券の主な入金方法を解説します。

日本円での入金方法をご紹介していますが、米ドル・ユーロなどを入金できる「外貨入金」もあります。

こちらはあくまでも証券口座への入金であり、投資商品の購入ではありません。

自動入金(スイープ)

自動入金(スイープ)とは、注文を行う際に楽天証券口座の残高が不足している場合、楽天銀行口座から必要な資金が自動入金されます。

これにより、手動での入金手続きが不要になりますが、楽天銀行口座の残高不足にならないよう注意が必要です。

  • 振込手数料:無料
  • 利用時間:24時間
  • 反映時間:即時

自動入金は投資信託や国内株式など、複数の商品が対象となっています。

>>  楽天銀行から買付資金が自動入金(スイープ)される取引商品を教えてください。|楽天証券

利用するには、楽天証券口座と楽天銀行口座の開設および「マネーブリッジ」の申込が必要です。

上の項目に戻って、マネーブリッジの申し込みの手順を確認して下さい。

自動入金の設定や変更は、公式サイト左上の3本線(メニュー)を押し、「マネーブリッジ(銀行連携)」を押します。

その後、自動入出金の設定と解除をすることができます。

楽天証券の入金方法1
楽天証券の入金方法2

らくらく入金

楽天証券の「らくらく入金」は、提携金融機関から楽天証券の口座に簡単かつ迅速に資金を移動できるサービスです。

  • 振込手数料:無料
  • 利用できない時間帯:毎日23:50〜0:05と営業日15:30〜17:15
  • 反映:即時

らくらく入金を利用することで、振込手数料が無料、簡単操作でスピーディーに入金することができます。

利用できる金融機関は、楽天銀行とみずほ銀行(2024年3月31日より対応)のみ対象となっています。

らくらく入金をするには、右上の「マイメニュー」→「入出金・振替」の順に押します。

その後、登録した銀行口座の「入金する」を押し、任意の金額を入力して入金します。

楽天証券の入金方法3
楽天証券の入金方法4

リアルタイム入金

楽天証券のリアルタイム入金は、各インターネットバンキングを利用して、即時入金する方法です。

  • 振込手数料:無料
  • 利用できない時間帯:銀行によって異なる
  • 反映:即時

以下、リアルタイム入金に対応している銀行一覧です。

  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • ゆうちょ銀行
  • PayPay銀行
  • りそな銀行
  • 埼玉りそな銀行
  • 関西みらい銀行
  • セブン銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • イオン銀行
  • 広島銀行
  • ソニー銀行

なお、銀行によって異なりますが、1日あたり1,000万円から9,999万円までの高額入金が可能です。

リアルタイム入金をするには、右上の「マイメニュー」→「入出金・振替」の順に押します。

その後、利用したい銀行名を押し、任意の金額を入力して入金します。

楽天証券の入金方法3
楽天証券の入金方法6

振込入金

楽天証券の「振込入金」は、利用者の銀行口座から振り込む方法です。

  • 振込手数料:利用者が負担
  • 利用できない時間帯:営業日の15:00頃〜翌日9:00頃まで
  • 反映時間:通常10分〜1時間程度だが、15:00以降や休日に手続きの場合は翌営業日の9:00以降。

振込の場合は、手数料が利用者が負担し、即時反映しないため、他の入金方法がおすすめです。

楽天証券で振込入金をするには、右上の「マイメニュー」→「入出金・振替」の順に押します。

その後、「振込先口座を確認する」を押し、記載されている振込先口座へご自分の口座から振込手続きをして入金します。

楽天証券の入金方法3
楽天証券の入金方法6

投資商品の選び方

楽天証券で投資したい商品を選ぶには、トップページを下にスクロールすると、「銘柄・ファンドを探す」という表記が現れます。

その国内株式や米国株式などのアイコンを押すか、商品を選択し検索しすることもできます。

また、左上のメニューを押すと、投資の種類や商品が表示され、こちらの各アイコンを押して探すことができます。

このメニュー内にある「投資信託」を押すと、銘柄・ファンド(投資信託)の探し方や提案のリンクが表示されます。

楽天証券の商品の選び方1
楽天証券の商品の選び方2

もし、投資信託の商品選びがわからない場合は、以下から検討することができます。

  • らくらく投資:最適な投資商品を探す診断ページ
  • ウェルスナビ×R:ロボアドバイザー「ウェルスナビ」による分散投資
  • 楽天証券ファンドコレクション:ファンドアナリストが各カテゴリーから商品を厳選
  • 「日本株高配当」関連ファンドランキング:人気の高配当株をまとめ買い
  • 投資信託でハイテク株に分散投資:電子機器やITなどハイテク企業の注目商品

購入したい投資商品が見つかりましたら、「購入」を押して手続きをします。

楽天証券の商品の選び方3
楽天証券の商品の選び方4

まとめ

楽天証券は、初心者にとって使いやすいネット証券会社です。

低コスト、豊富な商品ラインナップ、楽天カードや楽天ポイントでの投資など、多くのメリットがあります。

投資を始める前に、メリットとデメリットをよく理解し、自分に合った投資方法を選んでみてください。

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楽天サービスの記事一覧

第1回:楽天アフィリエイトとは?
第2回:楽天ROOMとは?
第3回:楽天ウェブ検索とは?
第4回:楽天ペイとは?
第5回:楽天Edyとは
第6回:楽天ポイントモールとは?
第7回:楽天キャッシュとは?
第8回:楽天インサイトとは?
第9回:楽天ブックスとは?
第10回:楽天リーベイツとは?
第11回:楽天koboとは?
第12回:ラクマとは?
第13回:楽天証券とは?(当記事)