「自分でホームページを作りたいけど、どこから手をつければいいかわからない…」そう思っている方は多いのではないでしょうか。
実は、ホームページ作成ツールのWordPress(ワードプレス)を使うと、初心者でも簡単にホームページを作成することができます。
本稿では、WordPressを使い、自分でホームページ制作する方法を解説します。なお、ホームページに関する基礎知識については、以下の記事からご覧ください。
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自分でホームページ制作をするメリット・デメリット
自分でホームページ制作をする上で、いくつかのメリット・デメリットが存在します。
メリット
- 費用を抑えられる:外注と比べて、初期費用やランニングコストを抑えることができる
- 自由度が高い:デザインやコンテンツを自由に決めて、オリジナルのホームページを作ることができる
- スキルアップ:ホームページ制作を通して、新しいスキルを身につけることができる
デメリット
- 専門知識が必要:プログラミングをしてホームページ制作する場合は学習が必要
- 時間と労力がかかる:ホームページ制作には、ある程度の時間と労力がかかる
- 品質の問題:プロに依頼するよりもホームページの品質が劣る可能性がある
自分でホームページ制作する上で必要なもの
自分でホームページを作成するためには、以下の3つが必要となります。
レンタルサーバー
レンタルサーバーは、ホームページのデータを保管する場所です。ご自宅のパソコンにデータを保存するのではなく、インターネット上に専用のスペースを借りるイメージです。
ご自分のPCにサーバーを構築するには、知識と技術が必要であり、PCの故障やセキュリティのリスクもあります。そのため、一般的にはセキュリティ機能のあるレンタルサーバーを契約します。
無料のレンタルサーバーもありますが、広告が入る場合がある、ページの表示速度が遅い、セキュリティ面での不安があるなど、オススメできません。
有料のレンタルサーバーは、提供会社やプランによって月に数百円〜数千円程度かかります。年払いにすると割引されてより安く利用できる傾向があります。
まず、「サーバーとは何か」「サーバーの役割は何か」についてから説明します。 ドメインについては住所のようなもの、と説明した例えに合わせますと、 「サーバー」はサイトやブログという家を建てるために必要な「土地」のようなものです。 ホームページやネットショップと...
ドメイン
ドメインは、ホームページの住所のようなものです。例えば、「https://www.example.com」の「example.com」の部分がドメインにあたります。
ドメイン拡張子と呼ばれる「.com」「.jp」「.co.jp」などを選択することができ、「〇〇.com」など、〇〇の箇所に任意の文字列を入れて「独自ドメイン」を取得することができます。
ドメインは、ドメイン取得サービスで取得し、取得費用が1円〜数百円、年間更新料が数千円〜など、拡張子によって費用が変わります。
例えば、「.com」のドメインの場合は、年間更新料が1400円前後かかりますが、拡張子によっては年間更新料が数万円のドメインもありますのでご注意ください。
また、レンタルサーバーによっては、年間契約など条件付きでドメインを1〜2つ永年無料で提供しており、無料で取得できる場合があります。
ホームページやブログを作成するために最初に必要なのがドメイン。 ここではドメインとは何か?からドメインの基礎知識、選び方、運用方法をわかりやすく解説いたします。 ドメインとは ドメイン(domain)とは、インターネット上の住所のようなものです。ホームページのURLの一部のことを指しま...
ホームページ作成ツール
ホームページ作成ツールとは、ホームページのデザインやコンテンツを作成するためのツールです。
人気のあるホームページ作成ツールの一つがWordPress(ワードプレス)であり、世界のウェブサイトの約4割がWordPressで作られています。
>> WordPressがWebの40%を支えるようになるまで|WordPress.org 日本語
WordPressは、企業サイト、お店のホームページ、個人ブログ、ネットショップなど、さまざまな種類のホームページを簡単に作成することができます。
WordPressは、世界中で利用されている人気のコンテンツ管理システム(CMS)です。ブログやWebサイトの作成、管理を簡単に行うことができます。 「WordPressとはよく耳にするけど、いったい何のことかわからない。」「何のためのツールなの?」 そういう方のために「WordPressと...
自分でホームページ制作するならWordPress
自分でホームページ制作をするならWordPressが良い理由は3つ挙げられます。
時間があまりかからない
WordPressは、ブログサービスのように直感的に操作できます。そのため、プログラミングの知識がなくても、比較的簡単にホームページを作成できます。
また、デザインの知識がなくても、WordPressテーマ(デザインテンプレート)を選ぶだけで、プロが作ったような見た目のホームページを作ることができます。
Webデザインスクールでホームページ制作を学ぶ期間は、一般的に3〜6ヶ月程度かかります。
また、プロのWebデザイナーがホームページ制作する一般的な期間は以下のとおりです。
- 小規模なホームページ:2〜3ヶ月程度
- 中規模なホームページ:3〜4ヶ月程度
- 大規模なホームページ:1年以上かかる場合がある
- WordPressを使ったホームページ:2〜3週間
もし、自分で趣味のホームページを制作する場合など、内容によっては1週間もかからず制作できる場合もあります。
このように、プログラミングを学習して、一からホームページ制作する場合と比べると、WordPressは時間がかかりません。
TCD WordPress Themeを使えば、サイト制作の工期を大幅に短縮できます。HTMLやCSSなどの専門知識も必要なく作成できるというのがメリットです。 では、工期を短縮できると言ってもどの程度かかるのか。1日でできる?1ヶ月かかる? 制作期間は、誰がどんなサイトをどういう状況で...
費用を抑えられる
WordPress自体は無料で利用でき、WordPressテーマ(テンプレート)やプラグイン(拡張機能)も無料から有料まで幅広く提供されています。
ホームページのデータを保存するレンタルサーバーやドメインの費用はかかりますが、比較的低コストで運用できます。以下、WordPressで最低限かかる費用の一覧です。
- レンタルサーバー(※):数百円〜数千円/月
- ドメイン:取得が1円〜数百円、年間更新料が数千円〜
- WordPressテーマ:無料〜数万円
- WordPressプラグイン:無料〜数万円
※レンタルサーバーの契約条件によっては、指定のドメインを1〜2つ永年無料にできる場合があります。
その他、必要に応じてかかるホームページの費用は、以下の記事からご覧ください。
「WordPressでサイトを構築する場合、どのくらいの費用がかかるのか?」 WordPressのファイル自体は無料でダウンロードできますが、ドメイン代やサーバー代、テンプレート購入費など、サイトを構築するにはいくつか費用が発生します。 そこでこの記事では、WordPressサイトの構築...
カスタマイズ性の高さ
様々な種類のWordPressテーマや、プラグインを組み合わせることで、自分だけのオリジナルのホームページを作ることができます。
また、当社のWordPressテーマTCDでは、会社・お店・メディア・ネットショップなど、様々な種類と豊富な機能が付いており、簡単にカスタマイズすることができます。
さらに、プログラミング言語のHTMLやCSSの知識を付けると、WordPressで作成したホームページをさらにカスタマイズすることもできます。
自分でWebサイトを作ってみたいと思ったことはありませんか?そのWebサイトの基礎となるのが「HTML」です。 HTMLを学ぶことで、オリジナルのWebページを作成できるようになります。 本稿では、HTMLの基礎知識と基本構造を初心者の方にもわかりやすく解説します。 HTMLと...
Webページをより美しく、そして魅力的にするためには、CSSという技術が欠かせません。 CSSを使うと、文字の色やサイズ、背景画像、レイアウトなど、Webページの見た目を思い通りにカスタマイズすることができます。 本稿では、CSSの意味や基礎、具体的な書き方まで、初心者の方にもわかりやす...
ホームページをWordPressで作る方法
WordPressを使って、自分でホームページ制作するには、以下の手順で行います。
- レンタルサーバーの契約
- ドメインの契約と設定
- WordPressのインストールと設定
- WordPressテーマの選択
- プラグインの選択
- ページの作成
- WordPressの各種設定と表示確認
レンタルサーバーの契約
はじめに、レンタルサーバーを契約します。レンタルサーバーを選ぶ場合は、主に以下のような条件を満たしているか確認してください。
- 利用者が多い
- WordPressの簡単インストール機能付き
- 自動バックアップ機能付き
- 必要な容量を満たしている(目安:100万PVなら100GB程度)
- 必要なデータベース数を満たしている(1つのWordPressサイトにつき、1つのデータベースを使用)
その他の条件については、以下の記事も参考にしてみてください。
WordPressを利用するにはレンタルサーバーとドメインが必要です。WordPressを利用するために準備するものはこちらの記事で解説していますが、本稿ではレンタルサーバーの選び方について、筆者がこれまで体験した失敗も踏まえ、より詳細に解説できればと思います。 WordPressは世界でもっ...
これらの条件を満たしているレンタルサーバーでおすすめは、エックスサーバーとロリポップです。
契約したいレンタルサーバーの公式サイトにアクセスしたら、「お申し込み」などのボタンを押します。
その後、プランを選択してアカウント情報などの必要事項を入力します。なお、レンタルサーバーによっては、WordPressに対応していないプランもありますので、ご注意ください。
その後、アカウント情報など必須事項を入力して契約を完了させます。
ドメインの契約と設定
次にドメインの契約を行います。任意の文字列を入れた独自ドメインは、ドメイン取得サービスから取得します。
ドメイン永久無料特典が付いているレンタルサーバーの場合は、指定のページを開いて取得してください。
ドメインは、契約したレンタルサーバーと同じ会社のサービスで取得すると、簡単に設定できる場合があります。
例えば、エックスサーバーならXserverドメイン、ロリポップならムームードメインで契約するとドメインの設定が簡単です。
ただし、同じ文字列のドメインでも、取得するサービスによって取得費用や年間更新料が違う場合がありますのでご注意ください。
ウェブサイトで独自ドメインを利用する際、どこから買うが安くて便利なのか。いろいろあるけど、結局どこがいい? そんな疑問にお答えするため、50ドメイン以上保有している弊社が国内大手のドメイン事業者6社を料金面・使いやすさ・取扱ドメインの種類といった点から比較しました。あらかじめ価格の安いドメイン...
ドメインを取得するには、ドメイン取得サービスから、希望する文字列を入力します。
以下、ドメインを選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。
- 短くシンプルに:なるべく短く覚えやすい言葉だと、ユーザーが検索しやすくなります。
- 関連性のある言葉:ホームページの内容と関連性のある言葉を選ぶことで、どのようなサイトかユーザーが判断しやすくなります。
- 商標(※)に注意する:登録商標と同じ名称のドメインを取得すると法律に触れる可能性があります。登録商標は、特許庁のJ-PlatPatで確認できます。
※商標とは、自分の商品やサービスを他の会社のものと区別するために使う「名前」や「マーク」のことです(例:マクドナルドの名称やMマーク)。
ドメインは、サイト名・会社名・商品名・サービス名と同じ名称が使われる事が多い傾向があります。日本語のドメインも取得できますが、一般的には、ローマ字または英語の文字列で入力します。
何にすれば良いかわからない場合は、ChatGPTなどの生成AIに相談して決めることもできます。
テクノロジー企業OpenAIが開発した最新の対話型AIサービス、ChatGPT(チャット・ジーピーティー)。 2023年3月最新版バージョンのGPT-4は、以前にリリースされたGPT-3.5と比べ、より高度な自然言語処理能力を備えています。GPT-4は日本語にも対応しており、ユーザーが質問を入...
次に、「.com」や「.net」などの取得可能なドメイン拡張子を選びます。
多くのホームページでよく使われている拡張子には、以下のようなものがあります。
- .com:Commercial(商業の)の略で、世界中で最も見かける一般的な拡張子
- .net:Network(ネットワーク)の略で、主にネットワーク関連サービスを提供するサイト向け
- .org:Organization(組織)の略で、主に非営利団体向けの拡張子
- .jp:Japan(日本)の略で、日本国内に住所を持つ法人や個人であれば取得できる
- .co.jp:Company(会社)の略で、日本国内で登記されている法人のみが取得できる
この他にもたくさんの拡張子があり、それぞれ取得費用と年間更新料が違います。どれにしようか迷う方は、最もよく見かける「.com」を選ぶと無難です(非営利団体以外)。
その後、お手続きを進め、お支払いが済んだらドメインの取得は完了です。
ネームサーバーの設定
ドメインを取得したら、「ネームサーバー」の設定をします。
インターネットに繋がっているスマホやPC、サーバー、ウェブサイトには、数字とピリオドで構成された「IPアドレス」が割り当てられています。
ネームサーバーは、そのドメイン名とIPアドレスを結びつける役割をします。
エックスサーバーを契約された方は、ログイン後にXserverドメインで取得すると、選択するだけネームサーバーの設定を行えます。
契約したレンタルサーバーと別会社のサービスでドメインを取得した場合は、設定が必要です。
以下、Xserverドメインの画面ですが、指定のドメインの右側のメニューから「ネームサーバー設定」を押します。
ネームサーバーの入力欄を表示し、契約したレンタルサーバーの公式サイトからネームサーバーを確認します。
ネームサーバーは「ns.xxx.jp」などの文字列になっており、こちらをコピーして入力欄に貼り付けます。
入力欄が5箇所ありますが、レンタルサーバー会社によっては「ネームサーバー2」までなど、5箇所全てに入力しない場合もあります。
WordPressのインストールと設定
次に、レンタルサーバーへWordPressをインストールします。
レンタルサーバーのドメイン設定画面から、取得したドメインを入力します。また、SSL(Secure Sockets Layer)も無料で設定できる場合は、必ずしてください。
SSLは、インターネット上のデータ通信を暗号化してくれますので、設定するとセキュリティ対策になります。
エックスサーバーの場合は、ウェブサイトの表示を高速・安定化してくれる「Xアクセレーター」も同時に設定できます。
「WordPressは初心者には難しい」 本当にそうしょうか? 「サーバーを契約してそこに設定もして・・・大変そうだなぁ。自分には無理かもしれない」と感じる方は多いかもしれませんが、WordPressはそう難しいものではありません。初期設定を済ませて管理画面に入れるようになれば、あとは無...
WordPress簡単インストールの操作画面を開き、以下の項目を入力して確定します。
- サイトURLの選択(ドメインの選択)
- ブログ名(ウェブサイトのタイトル)
- ユーザー名
- パスワード
- メールアドレス
エックスサーバーの場合は、その他の項目については初期設定のままでも問題ありません。
もし、手間を省きたいという方は、別料金ですが各レンタルサーバー会社でインストール代行サービスを提供しています。
WordPressをサーバーにインストールする作業は、慣れている人なら、ものの数分もかからない簡単な作業です。特にレンタルサーバーの多くは簡単にWordPressがインストールできる「自動インストール機能」がついているため、初心者でも簡単にできるようになっています。 ですが、初心者と言っても色...
WordPressのインストール後の画面内にある管理画面URL(ログインページのURL)を押すとWordPressのログインページが表示されます。
事前に入力したユーザー名またはメールアドレスを入力してログインします。
WordPressのログイン後に、いくつかの初期設定を行います。今回は、初心者向けに必要最低限な設定だけご紹介します。
一般設定
WordPressの管理画面の左側から「設定」 > 「一般」の順に押して、いくつか設定を行います。
- キャッチフレーズ:ウェブサイトの簡単な説明文
- サイトアイコン:ブラウザのタブやなどに表示されるアイコン
- WordPressアドレス(URL):WordPressのファイルが置かれている場所のURL
- サイトアドレス(URL):ウェブサイトのトップページのURL
キャッチフレーズは、ホームページの内容に合った完結な説明文を入力してください。
サイトアイコンは512×512ピクセルの画像をアップロードします。アイコン素材は、商用利用が可能で無料で利用できる「ICOON MONO」などのサイトからダウンロードすることができます。
ファビコンを設定するのって意外と大変なんですよね。ファビコン用の画像を作成するだけでなく、少し特殊な形式「.ico」の画像も用意しなければいけない。 もっと手軽に設定したいとお考えの方は、WordPress(ver4.3以降)に標準で備わっているサイトアイコン設定機能を使ってみましょう。 ...
WordPressアドレスとサイトアドレスについては、どちらとも以下のような形に変更します。
「http://〜」 → 「https://〜」
「http」の後に「s」を入れることで、レンタルサーバーで設定したSSLが適用され、データが暗号化されます。このまま下にスクロールして、「変更と保存」を押して設定完了です。
別途、契約したレンタルサーバー上でセキュリティ対策ができる場合は、そちらも設定しておきます。
WordPressは非常に高機能なので、管理画面でできる基本的な設定だけでも項目は豊富です。 ただし、一つひとつ見ていくとどれも頻繁に変更することはありません。 サイトの立ち上げ当初に設定するか、何か不具合が発生した際などを含めて、定期的に見直すような項目がほとんどです。当記事で...
パーマリンク構造の設定
パーマリンクとは、Webサイトの各ページに設定された固有のURLの一部を指します。
例えば、URLが「https://example.com/about-us/」の場合、「about-us」の部分がパーマリンクです。このパーマリンクの構造を設定することができます。
管理画面の左側から「設定」>「パーマリンク」の順に押し、どの構造にするか選択できます。
おすすめは「投稿名」のみのパーマリンクです。短く完結で、ユーザーにとってもわかりやすいです。このパーマリンクは、ページごとに任意の文字列をいれることができます。
選択したら、下にスクロールして「変更と保存」を押して完了です。
パーマリンクとは、簡単にいえばページのURLのことです。 この記事では、パーマリンクの概要やSEOへの影響、WordPress(ワードプレス)における設定方法・手順を解説します。一度設定したパーマリンクを安易に変更するとサイト運営に悪影響が出るので、記事やページを作成する前に、パーマリンクにつ...
WordPressテーマの選択
WordPressテーマとは、ホームページのデザインやレイアウトを決定するテンプレートのようなものです。無料から有料まで、様々なデザインや機能を持ったテーマが数多く公開されています。
テーマの選び方としては、以下のポイントを抑えてください。
- 目的と合うテーマ:会社、お店、個人向けなど、目的に合ったテーマを選ぶ
- デザイン:ホームページのイメージに合うデザインか確認する
- カスタマイズ性:必要な機能が付いているか確認する
- レスポンシブデザイン:スマホ・タブレット・PCなど、様々な画面サイズに対応したレスポンシブデザインであるか確認する
- サポート:問題が発生した場合に、サポート体制が整っているテーマを選ぶ
無料テーマは有料テーマと比べると、デザインや機能が制限されていたり、サポートが不十分な場合があります。
また、デザインが英語圏向けで英語表記のテーマが多いため、日本向けのホームページに向いていない場合もあります。
WordPressテーマ(テンプレート)は無数に存在するため、初心者の方はどれを選べばいいのか迷うことも多いと思います。 この記事では自分に合ったWordPressテーマの選び方、探す方法を解説しています。比較検討の材料が明確になるため、根拠の曖昧なランキング記事の情報に振り回されることがなく...
無料テーマの探し方
無料テーマは、WordPressのインストール時に、公式のテーマがいくつかインストールされます。
その他の無料テーマを探したい場合は、管理画面の左側から「外観」>「テーマ」> 上部の「新しいテーマの追加」の順に押していきます。
上部の「人気」「最新」「ブロックテーマ」「特徴フィルター」から選択したり、キーワード検索をして探します。その後、インストールしたいテーマの画像を押します。
テーマが表示されたら、左上の「インストール」を押し、その後に表示される「有効化」も押すと適用されます。
有料テーマの探し方
当社のWordPressテーマTCDは、会社・お店・メディア・ネットショップなど、さまざまな種類のホームページを作成できる有料のテーマを提供しています。
また、プログラミングの知識がなくてもホームページ全体の色やレイアウトを変更したり、記事の装飾ができるなど、独自の機能も用意してます。
例えば、TCD独自のトップページを直感的に作れる「コンテンツビルダー」、簡単に記事を装飾できる「クイックタグ」、スマホ画面の下部に固定表示される「スマホフッターバー」の機能があります。
TCDでご提供している主なテーマには、以下のようなものがあります。
会社のホームページが作れるテーマで、様々なトップページデザインやレイアウトを設定できる人気のテーマです。
さまざまな飲食店のホームページが作れるテーマで、店内・料理のギャラリーページやメニューページも作成できます。
病院・クリニック向けのテーマで、予約・問い合わせに繋がる導線や、診療科目(サービス)ページも作成できます。
あらゆるジャンルのネットショップで使えるテーマで、商品ランキングや客単価を上げるアップセル・クロスセル機能付きです。
ホテル・宿、観光、不動産、美容などの情報ポータルサイト向けテーマです。高性能な検索機能を搭載しています。
口コミ・レビューサイトが作れるテーマで、日本地図と口コミ機能があり、日本全国の口コミを集めるサイトを作成できます。
この他にも美容室・サロン・整骨院・整体院・鍼灸院・リクルート・イベント・会員制・ブログ・メディア用など、様々なテーマをご提供しています。
以下のページ内のメニューにある「テーマ」から、カテゴリー別、人気ランキング、ジャンルや機能別に絞り込んで探すことができます。
当記事では、WordPressテーマのインストール方法について解説します。インストールの方法は基本的に全テーマ共通ですので、TCDテーマ以外をご利用のユーザー様も参考にしてください。 レンタルサーバーにWordPressをインストールする方法はこちら。 WordPressテー...
プラグインの選択
WordPressのプラグインとは、WordPressの機能を拡張するためのツールです。例えば、WordPress側のセキュリティ対策やバックアップ、お問い合わせフォームなど、様々な機能を追加できます。
ただし、プラグインをたくさんインストールしてしまうと、お互いに干渉して動作しない場合があります。利用する場合は必要最低限のプラグインのみご利用ください。
また、契約したレンタルサーバーや、インストールしたWordPressテーマで使える機能もありますので、機能が重複しないようご確認ください。
プラグインの探し方は、左側の「プラグイン」→「新規プラグインを追加」の順に押すと、プラグイン追加の画面になります。
上部の「注目」「人気」「おすすめ」「お気に入り」で探すか、検索して探すことができます。
どのプラグインを選んでいいかわからない場合は、以下の記事も参考にしてください。
WordPress公式ディレクトリには2024年6月時点で、59,000個のプラグインが無料で公開されています。その中にはニッチなものから汎用性の高いもの、頻繁に更新されているものや更新が止まっているものまで様々です。 この記事ではTCDがおすすめするWordPressプラグインをご紹介してい...
その後、使いたいプラグインの「今すぐインストール」を押して、表示された「有効化」を押すと、WordPressサイトに機能が追加されます。
その他にも、プラグインのファイルをアップロードしてインストールすることもできますが、詳細は以下の記事でご確認ください。
WordPressで制作したサイトは、プラグインを使って簡単に機能を拡張することができますよね。当記事では、プラグインのインストール方法について解説してきます。 おすすめプラグインを見る プラグインのインストール方法は2つ プラグインのインストール方法は、下記の2つになります。基本的には、...
ページの作成方法
WordPressでページを作成する場合、以下2つの方法があります。
- 投稿:お知らせ、ニュース、ブログ記事など、頻繁に更新される内容を投稿
- 固定ページ:会社概要、サービスや商品の紹介、お問い合わせなど、比較的変更の少ない内容を掲載
今回はホームページを作成しますので、「固定ページ」のみを使用して解説します。「投稿」もほぼ同じような操作で作成できますので、必要に応じて使用してください。
なお、WordPressのインストール時に、「投稿」と「固定ページ」の両方にサンプルページが自動的に作成されます。こちらは不要なため削除してください。
ホームページに必要なページは、そのサイトの目的や内容によって異なります。以下、一般的なホームページに掲載される主なページです。
- トップページ:サイトの概要を伝え、他のページへの誘導を行う
- Aboutページ:会社概要や個人のプロフィールを紹介
- サービスや商品の紹介ページ:提供しているサービスや商品の詳細
- 特定商取引法に基づく表記(※):サイト内でサービスや商品を販売するなら必須
- プライバシーポリシーページ:個人情報保護方針の掲載
- お問い合わせページ:連絡先やお問い合わせフォーム
※参考:特定商取引法ガイド – 消費者庁
この他にも、様々なページの種類がありますので、ご自分のホームページに必要なページを作成してください。
なお、各種ページの作り方と注意点については、別の記事で詳しくまとめています。
トップページの作り方:
WordPressの設定で必ず確認しておきたいのが「表示設定」です。設定項目の数は多くありませんが、1つ1つが非常に重要ですので、当記事を参考に設定していきましょう。 表示設定とは トップページのタイプやアーカイブページで表示する記事の数、RSS、検索エンジン等の設定を行えます。「設定」>...
美しいWebサイトには、決まって整合性があります。 整合性とは、つじつまが合っていること、矛盾なく整っていることです。つまり、バランスがいいということです。Webサイト内のそれぞれのパーツの場所、並び、大きさなど、あらゆるものに整合性があるため、人々は美しいと感じます。 本記事では、どう...
会社概要の作り方:
企業サイトを制作する際に必須となるページが「会社概要」。社名・住所・連絡先など会社の基本的な情報を公開する重要なページとなります。 当記事では、会社概要ページに必要な記載事項やその解説を行っています。 >> 最高な企業サイトが作成できるサイトテンプレート 会社概要ページはよ...
企業の沿革は、そこに携わる人々の歴史そのものであり、企業が過去から未来へと向かう過程を示したものでもあります。企業サイトにとっては「沿革」は重要なコンテンツの一部でしょう。 本稿では「沿革」をどのように書くべきか、2つのパターンのそれぞれの事例を紹介しています。 会社概要ページの書き方例...
プロフィールの書き方:
「ブログのプロフィールって、何を書けばいいのか?」 「とりあえず性格とか趣味を書いてみたけど、これでいいのか?」 こんな疑問はありませんか? この記事では、ブログのプロフィール(自己紹介)ページの目的や、書くべき項目、注意点を解説します。 プロフィールページの作成は、そう難しいも...
Googleマップの貼り付け方:
会社や店舗等の所在地を表示するのにGoogleマップを埋め込んでいるWebサイトって多いですよね。Googleマップは無料かつ少しの作業でサイト上に表示できます。 当記事では、下記のようなGoogleマップをWordPressサイトに埋め込む方法について解説します。 Google...
プライバシーポリシーの作り方:
WordPressの設定内にある「プライバシー」。これはサイトやブログのプライバシーポリシーページに関する設定項目になります。 プライバシーポリシーページは、企業サイト(法人)に限らず、個人ブログでも必要な場合があります。そこで当記事では、プライバシーポリシーページの必要性、WordP...
お問い合わせフォームの作り方:
サイト運営に欠かせないのがお問い合わせフォームです。 しかし、WordPress本体には、お問い合わせフォームを設置する機能が備わっていないため、プラグインまたは外部サービスを利用して設置する必要があります。 当記事では、お問い合わせフォームを手軽に設置する方法をご紹介します。 プラグ...
固定ページの編集方法
ここでは、初心者向けに固定ページの編集方法について解説します。
固定ページを編集するには、管理画面から左側の「固定ページ」>「新規固定ページを追加」を押します。
左側からページのタイトルと内容を入力します。必要に応じてコンテンツ欄に「/」の入力や「+」を押して、ブロックを追加します。
また、必要に応じて右側からアイキャッチ画像の指定をすることができます。
アイキャッチ画像とは、ページタイトルの上または下に表示される画像のことです(テーマによって画像の表示位置が変わります)。
ブロック上を選択すると、メニューが表示されます。段落ブロックの場合は、見出し、太字、左寄せ・中央寄せ・右寄せ、リンクなど、テキストの装飾をすることができます。
画面の右側では、追加したブロックの設定をすることができます。段落ブロックでは文字の色、背景、フォントサイズなどを設定できます。
右側の「固定ページ」のタブを押し、「リンク」の項目にある青い文字を押すと、ポップアップ画面から記事URLを設定できます。
以下の画像では「会社概要」になっていますが、「about-us」など英語やローマ字に変更するのが一般的です。
入力内容を確認したら、右上のメニューから「下書き保存」「PCのアイコン(ページのプレビュー)」「公開」から操作を選択することができます。「公開」を押すと、作成したページが公開されます。
この編集画面は、「ブロックエディタ」と言いますが、より詳しい操作方法については、以下の記事からご覧ください。
WordPress5.0以上になるとGutenberg(グーテンベルグ)というブロックエディタが標準搭載されています。以前のクラシックエディタに慣れていた方からすると、UIと操作方法が大きく変更されていて、不便に感じる方も少なくないでしょう。弊社カスタマーサポートにもエディターの仕様に関する問い合わ...
WordPressのページ制作機能の1つ「固定ページ」について解説します。基本的な使い方~独自の機能まで紹介しますので、当記事を参考に固定ページを作成してみましょう。 固定ページとは? お問い合わせ等の独立したページを作成するのに適した投稿タイプです。 WordPressには、ページを作成...
WordPressの各種設定と表示確認
WordPressテーマやプラグインの設定後、さらに各種設定すると見栄えの良いホームページになります。
メニューの設定方法
WordPressで設定するメニューとは、ヘッダー(ホームページの上部)、フッター(ホームページの下部)、サイドバーなどに設定できるナビゲーションです。
こちらも同様に、一部のテーマではトップページを編集する画面から設定するため、管理画面上に「メニュー」の表示がない場合があります。
メニューを設定するには、管理画面の左側の「外観」>「メニュー」を押します。その後、「メニュー名」を入力し、「メニューの位置」を選択し、「メニューを作成」を押します。
「メニューの位置」は、テーマによって、グローバルメニュー(ホームページ上部のメニュー)やフッターメニュー(ホームページ下部のメニュー)など複数表示される場合があります。
左側から、メニューに表示したいページを選択し、「メニューに追加」を押と、右側に表示されます。その後、「メニューを保存」を押して完了です。
設定したメニューが表示されているか確認する方法は後述します。
ウィジェットの設定方法
ウィジェットとは、簡易的なアプリケーションのようなものです。WordPressではサイドバーやフッター(ホームページの下部)などにウィジェットを追加することができます。
ただし、一部のテーマではトップページを編集する画面から設定するため、管理画面にウィジェットがない場合があります。
また、この編集画面を「ウィジェットブロックエディター」と言いますが、一部のテーマでは対応していません。その場合は、「Classic Widgets」というプラグインを入れて編集する必要があります。
WordPressバージョン5.8以降、ウィジェットがブロックエディタ仕様に変更されました。 大幅に使い方が変わったため、使いにくさを感じている方もいるかもしれません。執筆時点ではテーマやプラグイン側が対応していないケースも多く(TCDテーマも多くのテーマで未対応)、前のウィジェットに戻したい...
2021/3/23 情報を更新いたしました。 WordPressには、特定のエリアを管理画面から簡単に装飾できるパーツ(ウィジェット)が複数用意されています。これらを活用すれば、下記のようにサイドバーやフッターを装飾できます。 (例:TCDテーマ「Muum」) フッター ...
ウィジェットブロックエディターから編集するには、管理画面から「外観」>「ウィジェット」の順に押します。
右側のサイドバーやフッターなどを選択し、必要なブロックを追加します。
例えば、サイドバーであれば、「最新の投稿」や「カテゴリー一覧」、フッターであれば「ソーシャルアイコン」などを追加する場合があります。
事前に追加したプラグインによっては、ウィジェットにその機能を追加できる場合があります。
ホームページの表示確認
最後に作成したホームページを確認します。想像どおりできているか確認してみてください。
確認するには、管理画面の左上にある「家のアイコン」または「ホームページのタイトル」にカーソルを合わせます。
「サイトを表示」という項目が表示されますので、こちらを押します。
すると、作成したホームページが表示されます。各ページへのリンクなど、設定どおりになっているか確認してください。
フッターには、一般的にプライバシーポリシーやお問い合わせページへのリンクがあります。
アクセスできないと、ユーザーがお問い合わせできないなど利便性が下がりますので、実際に操作して確認してみてください。
無料のテーマだと、フッターに「Designed with 〇〇」など、テーマの作者名とリンクが表示される場合があります。
趣味のサイトであれば、これでも良いかもしれません。しかし、ビジネスサイトであれば、作者名やリンクが表示されない有料テーマを検討してみてください。
ホームページを検索エンジンに表示させる方法や、アクセス解析の導入については、以下の記事をご確認ください。
「サイトを公開したのに、検索エンジンでサイト名を検索しても表示されない」 それはWordPressの検索エンジンでの表示設定が原因かもしれません。当記事では、この設定と同時に検索エンジンのインデックスについても解説していきます。 インデックスとは? Google等の検索エンジン...
新しいサイト立ち上げたり、ブログを書くと、記事が「Google」にインデックスされるまでに時間がかかります。できるかぎり早くインデックスされることで記事等のコピー対策にもなります。今回はクローラーが巡回する仕組みや、こちらから「Google」に新しい記事やサイトを伝える方法をご紹介いたします。 ...
Webサイトのアクセス解析に欠かすことのできないGoogleアナリティクス。 しかし、Webサイトを始めたばかりの初心者からするとハードルが高いと感じるでしょう。専門用語が多く、何をどう設定すれば良いのか悩んでいる人も多いかもしれません。 本記事では初心者ユーザーに向けてGoogleアナ...
まとめ
本稿では、WordPressを使ってホームページを作る基本的な手順を解説しました。
最初は難しく感じるかもしれませんが、一つ一つ手順を追って行けば、自分だけのオリジナル・ホームページを作ることができます。
ぜひ、この記事を参考に、ホームページ制作に挑戦してみてください。
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